ストロークスパイラル ≪ココロン博士の子育てゼミナール≫


2012年6月発刊 みえこども新聞 第二回 ココロン博士の子育てゼミナールより
全国、どこの講演先でも『ストロークスパイラル』のお話はとても好評でほとんどの方に喜んでいただけます。
「ぜひ、同じ話をしてほしい」と次の講演先に繋いでくださいます。
でも10年やってきて、年間十本以上の講演の中で過去に3人だけ、「綺麗事だ!」と講演後に怒りをぶつけられてこられたことがありました。
その中のお一人は事務所に来られ、ご自身の苦労話とそこからのし上がってきたお話、そして「人を信じるな、世の中は敵だらけ、恐ろしいところだとこどもたちに教えろ!」「親たちに“こどもは中学卒業したら家から放り出せ!金を渡すな!食わせるな!苦労させろ!殴って育てろ!褒めるな!etc・・”と言え!みんなエゴの塊だ!俺は絶対に間違っていない!俺の価値観は100%正しい!それが真実だ!!」などと言い、「自分に講演をさせろ!」「誰もわしに依頼してこない!エゴイストばかりだ!」「あんたが代わりに講演で言え!」と何時間も興奮して大きな声でまくし立てていかれました。
私は、その持論には賛成させていただくことができないから講演でそのお話をさせてもらうことはできないということと、
ご自身が大変な苦労をされてきて今の地位を手に入れられたことやご自分の価値観に自信を持っておられることはいいと思うけれど、他人の価値観を全否定して理解しようとせずにご自身の価値観のみがすべてで人に押し付けようとすることはエゴだと私は思うということをお話しさせていただくと急に興奮が冷めたように「いやいや、ま、そういうことや。時間取らせたね」とだけ言って帰って行かれました。
その方はちゃんと活躍して見えるし、公的機関でも発言力を持って見え、立派な肩書も持って見える方です。
“いつか幸せになれるはず”“いつか自分を認めてくれる人が現れるはず”と信じ、何十年にも渡って人生を一生懸命歩んで見えて、
それでも報われなかった、やっぱり誰も自分のことを理解できない、人は誰も信じられない、自分はなにをやってもついていない、
私は孤独だと大変に理不尽さを感じ、そのまま人生の終焉を終えてしまうような恐怖にさいなまれ、満たされない不安な毎日を過ごされている方には
マイナスのストロークスパイラルは受け入れることができてもプラスのストロークスパイラルの話は受け入れることは辛いのだろうと思います。
できれば、“頑張らなくても愛情はもらえる”、それが無理でもせめて“頑張れば報われる”を誰もが手にすることができる世の中が実現したらいいですね。

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