ココロンはかせの子育てゼミナール第50回【兄弟喧嘩の収め方・話の聴き方〜兄弟仲を良くさせる方法〜】2016年8月

ココロンはかせの子育てゼミナール第50回【兄弟喧嘩の収め方・話の聴き方〜兄弟仲を良くさせる方法〜】20168

 

はいはいみなさんこんにちは。

 

さて「全部自分のものルール」から

「怒られなければ何をしても大丈夫ルール」

 

そしてお次は

「バレなくても悪いことはしてはいけないがルール」じゃぞ。

 

自律心が育ち、

道徳観念や倫理観を自分の中に持つ。

 

自分の中で

“悪いこと”と

認識しておることはしないが

 

人に対して自分の価値観を押し付けたり、

非難しがちにもなってしまい、

 

ほっとけばいいのにと思うような事でも目について

ストレスをためる。

 

そんなとき

『あなたは口を挟まなくていい!』『ほっとけばいいでしょ!?』

などと養育者が言ってしまうと

 

こどもは

『自分は悪くないのに』

とひねてしまうぞ。

 

例えば家庭のルールで

“ゲームは二時間まで”

と決まっておったとする。

 

上の子はちゃんと二時間ぴったりにゲームをやめたが

下の子は

「あとちょっとだけ待って!セーブするから」と言う。

 

あと数分ぐらい待ってあげても・・・

と思うとこじゃが、

 

「時間は守らなくちゃダメ!」

と上の子が電源をブチッと切って、

 

下の子は大泣きし、

養育者が帰ってきたら大喧嘩しとった・・

なんてとき。

 

上の子に「少々、待ったればいいやんか」とか、

「約束守るのはいいけど急に切らんでもええやろ?」

 

または下の子に

「あんたが悪い。次からは計算してやりな」などと批判的に言ったり、

我こそは裁判官と言わんばかりに良い悪いと裁いてしまう。

 

これでは上の子にも下の子にも柔軟性や思いやりが育たない。

 

強迫的に頭が固いよりも

下の子のように少々の要領の良さがあるのも頼もしいし、

 

上の子のように

真面目でルールを守ってくれるのも信頼できてうれしい。

それに下の子の面倒を見てくれて、なんてありがたいことじゃ。

 

上の子も下の子もまだまだ未熟じゃから

養育者のイメージする臨機応変や柔軟性をもって

・・なんてのは難しい。

 

そんなときは

「うんうん」とちゃんと二人の言い分を聞いてから、

二人に「うん、わかった」と言い、

 

下の子の前で上の子に

「ありがとうね」と優しく微笑んで言う。

 

そして上の子に「ちょっと待っててね」と言って

下の子を別室に連れていき、

 

「電源、急に切られて嫌だったね」としっかりヨシヨシしてから

 

「〇君、急に電源を切っちゃったかもしれないけど、

あれはお母さんが“時間ぴったりになったらゲームをやめさせてね”って

お願いしちゃってたからね、ごめんね。

 

次は“あとちょっとのときはキリがつくまででいいからね。

〇君も同じ、キリがつくまででいいからね”

って言っとくね。

 

○君も□君がお母さんに怒られたらあかんと思ったんやと思うわぁ。

二人に可哀想なことしたね。ごめんね。」

などと言おう。

 

次に上の子を別室に呼んでヨシヨシしながら

 

「今日はありがとうね。

せっかく注意してあげてくれたのに嫌な思いをさせちゃったね。

お母さん、“二時間までだけど、

キリがつくとこまで少しなら延長してしまってもかまわないよ”

っていうのを忘れとった。

 

ごめんね。○君も□君もキリがつくとこまででいいよ。ありがとうね」

としっかり上の子を認め、

 

「あ、そうそう。もしも注意してくれるとき、

『もう終わる時間だよー』って言い方でお願いできるかな?」

と優しくのんびりした言い方を伝えよう。

 

このときはできれば

「優しい言い方をしてあげて」とは言わないでやってもらいたい。

それは上の子に、注意されたような印象を与えてしまうからじゃ。

 

どちらもいい子。

 

批判的なかかわりをしないことでこどもは器の大きな子に育つぞよ。

 

 

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